佐藤大史 アーティストトーク「地球に生きる アラスカ写真紀行」
松本パルコの6階で開催中のパルコde美術館の関連イベントで、写真家の佐藤大史さんのトークイベントが松本市Mウイング6階ホールでありました。
作品を大スクリーンに映し出し、訪れたアラスカで撮影した写真についてお話を聞きました。
撮影でアラスカには3~4か月、ほぼテント生活でバッテリーか食料がキレるまでいるそうです。
北極圏、デナリ国立公園のエリア、アラスカ半島の3ヶ所を主に撮影しているそうです。
松本パルコでやっているパルコde美術館の展示に沿って、写真を紹介、エピソードなどを聞きました。
入って右側の一面はアラスカの大きな風景と動物の写真
アラスカ山脈で今年生まれたクマや、マッキンリーの山並みをバックにしたカリブなど。
パルコではこんな感じ
2面目は生き物の表情やその環境、しぐさなど
パルコではこんな感じ
北極地リスや、なきウサギ、サケをとっているクマ、などなど
クマはサケの皮をむいて油の部分だけ食べて肉も部分は捨ててしまうとか。この写真には腹から飛び出したいくらが写真に写っています。展示している写真には動物や風景などの名前が付いていないので、会場で写メってホームページで聞けば答えてくれるそうですよ。
3面目は日本でもよく見るような景色
夕日や朝日、虹、花、雲と雨
パルコではこんな感じ
それからブルックス山脈で撮ったオーロラ
もしアラスカにオーロラ見に行くなら、9月の頭に行くといいそうですよ。
パルコではこんな感じに
最後の面にはA5サイズの写真が、いっぱい、100枚くらいちりばめられています。ぜひ、お気に入りを見つけてくださいと言っていました。ちなみに佐藤さんのお気に入りは、一羽だけ親の上に乗っかてるカモの写真だそうですよ。
実際の展示時は
どれも見ごたえのある写真です。ぜひパルコへも足を運んでみてください。
今日聞きに来ていた人の中には10人くらいアラスカに行ったことのある人がいました。
佐藤大史アラスカの大自然、動物や風景、道路もないようなところで、ボートか小さな飛行機で入れるところまではいって、テントに泊まりながら撮影をする。蚊が大量にいたり、雪で水の確保したり、たくさんの苦労話も聞けました。年末か来年5月かにはまたアラスカに行くそうです。
1985年、東京都生まれ。2008年、日本大学芸術学部写真学科卒業後、写真家・白川義員の助手を努める。13年に独立後は、「我々すべてが属している地球」を伝えることをテーマとし、主にアラスカなどの手つかずの大自然を舞台に撮影活動を続けている。安曇野市に移住し、現在は、日本の森と生き物をテーマとした撮影も行う。17年、エプソンフォトグランプリ三好和義賞受賞。20年、写真集『Belong』(信濃毎日新聞社)出版。